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講演会の感想

歯科臨床40年の軌跡⑧

講師 斉藤佳雄
職業 歯科医師

斉藤佳雄先生

先日は、ご講演を聴く機会をいただき心より
感謝申し上げます。

何を成す事が最善であるか、日々の治療の
積み重ね・研鑽から導き出されたスライドの数々は
患者さんとどう向き合うべきか
信頼はどの様にすれば築いていけるのかの
解答を見る思いで、医療知識の乏しい私にも
魂の叫びの如く美意識・感性と相まって
伝わってきました。

多くの先生方が聴講されていました。
1本の歯・神経へのこだわりは、きっと理解は
されている筈です。
しかし、現実は…。
多分、当面は取り繕う事の出来るであろう
削る・抜く行為に余り痛痒を感じないのでしょう(想像)
通りすがりの医院ではなく、生涯の付き合いを認ずれば
こその先生と患者の良い関係が育っていくのだと思います。

大学教育の在り方、歯科出版社の姿勢
保険点数制度の矛盾等 構造的な改革が
大いに必要だろう事も改めて感じました。

教育機関には沢山ある歯の中のたかが1本(1/14本)
ではなくかけがえのない唯一無二の1本(1/1本)を 
徹底し教え歯科医療制度はそろそろ
大胆な変革を行ってもらい、一時凌ぎから長期
延命へと点数配分に舵を切る位の方向性を
出してもらいたいと感じます。

今回最も強く感じた事は、斉藤先生がどの様にして
正に求道者の如くに至ったのだろうかという事です。
その答えは私には分かりませんが、そのヒントは、
沢山はさまれた「花」のスライドにあるのかも知れません。
神様から捧げられた、両親からもらった天然のからだ・歯 
花の美しさに心を遣う思いやりに通じる物を感ずるのです。
自然への畏敬が先生の治療の要になっているのだと思うのです。

勧善懲悪
良い事を行い悪い事は、懲らしめる
経済優先で劣化が進む日本人のこころ
省みる事も多い私でもありますが、歯科界に
斉藤佳雄先生がいらっしゃる事を誇りに思い
今後も若い歯科人、世の人々に
多いに伝えていただき、一日も早く
先生の実践されていらっしゃる事がスタンダードに
成る事を希望して、感想とさせて頂きます。
(歯科医療関係者)

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