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講演会の感想

歯科衛生士フォローアップセミナー【1】

講師 斉藤佳雄
職業 歯科医師

○ 先日の講演会ありがとうございました。
多くのスライド(記録)で患者さんの改善前・後などいろいろな症例を見て、とても驚き、
こんなに改善するものなんだと、人間の治癒力に感動し、また、そこまでの間、全く口腔内に関心がなく、「プラーク」の「プ」の字も知らないような患者さんを、あそこまで持ち上げ、患者さんの口腔内に対しての意識を高めたことにとても感動しました。そしてそれが私達、歯科衛生士の役目、仕事であることに改めてこの仕事の「やりがい」を知ることが出来ました。

指導していると、どうしても駄目出しが多くなり、「ここも」「あそこも」となってしまいがちです。それは患者さんの口腔内を良くしたいから、してもらいたいからですが、患者さんにとっては毎回駄目出しで嫌気をさすことになってしまい、それでは、モチベーションも上がりません。
私達は原因が何なのか分かっているから結果論になってしまいがちです。やはり、先生が言われたように、まず患者さんに理解してもらう、なぜ歯肉が腫張するのか、このような状態になるのか、原因を理解してもらい、それを自分自身で取り除いてもらうこと。私達は、患者さんによりよい口腔内、自分の歯を残してもらえるようにサポートし、お伝えしていく。私も自分の担当 した患者さんの歯肉の状態を改善し、一緒になって喜べたらいいなと思いました。出来れば具体的な(言葉や・言い方・話し方など)指導内容を詳しく聞きたかったです。

また、人間の治癒力には本当に驚かされ、また、普通ならEXT(抜歯)する残根歯でも残し、ちゃんと機能出来るまで回復すること、ちゃんと原因を知ってそれを取り除けば治癒していくこと、歯槽骨が吸収されていたのに、骨が再生したレントゲンを見て驚きました。露髄した歯全てが抜髄しなくてもいいことなど、自分が知らない所ではいろいろな治療されていること、先生の一歯に対する思いが伝わり感動しました。

一区切りごとに出てくるお花達、とてもかわいらしく、おもわず微笑んでしまいました。知っている花もいくつかありましたが、中にはこんな素敵な花が道に咲いているの?という花たちもあり、とても素敵な気持ちになりました。
車を持つようになって移動は全て車ですのでこんなに花をじっくりと見たのは、小学生の理科の授業以来です。「この花の色、ピンクから白に変わるこの部分が…」と先生がおっしゃるように、自然が作り出したあの色彩は、決して人間では作れない。歯もまた同じことが言えることを、この講演会で再度認識しました。最後に見せていただいた「最近の歯科医療」のMB(フル)を見てとてもショックを受けました。もう一度「8020運動」の意味を患者さんのためにどうあるべきか考え今後の私達の仕事に対して見直そうと思いました。

斉藤先生の講演を聞くことが出来本当に良かったです。ありがとうございました。
(歯科衛生士)

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