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非抜歯による破折歯の歯冠内接着保存法 ⑮[Non-Extracted Approach for Tooth Fracture ⑮ ]

症例基本データ

患者:

58才 男性

初診:

2017(H29)/6/17

主訴:

右下奥歯に冷水痛(+)。噛むと痛い。


  • 初診時の口腔内所見。右下奥歯に冷水痛。噛むと痛いとのこと。
    (2017/6/17)

  • 初診時に上・下顎の所見。左上欠損部は部分床義歯。
    (2017/6/17)

  • 右下7番のX-ray所見。冷水痛(+)。噛むと痛い。遠心咬合面にわずかにクラックを認め、メタルバンドで補強。
    (2018/6/23)

  • 「歯ぐきが腫れてきた」で急患にて来院。
    (2018/8/18)

  • X-ray検査で根尖部に明らかに病変の所見。
    (2018/8/18)

  • 右下7番の感染根管治療を開始。腫れも痛みの症状も消失した。
    (2018/8/18)

  • 患歯遠心壁の破折線に沿ってV-Cutの後、歯冠内接着保存法を応用した。
    (2018/12/22)

  • テンポラリーCr.(仮歯)での経過観察の後、最終補綴を装着した。初診より1Y8M経過した。
    (2019/2/2)

  • 術後所見を示す。初診より2Y3M.。破折歯根周囲の歯槽骨は極めて安定。機能的にも審美的にも満足いただいている。
    (2019/9/28)

治療方針

右下7番の歯冠部にマイクロクラックを確認した。クラックの拡大を防止するために、矯正用Metal Bandを装着。その後、通常のEndo(感染根管治療)の後、通法により非抜歯にて歯冠内より破折部を接着し、抜歯を避けること。

症例のポイント

・一見して、全く健全な天然歯に冷水痛があり、噛めないという。症状を訴える場合は、この症例の様にクラックの有無を精査すること。 ・X-ray検査でのクラックの所見は、クラックの方向や経過時間によっては診断が難しい。 ・歯冠内接着法を応用することで、インプラントをすることなく抜歯を避けることが出来た。

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