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根管治療 ② ‐Root canal treatment ②-

治療項目 前歯の治療

症例テーマ 根管治療

キーワード 長期経過症例 根尖病巣

症例基本データ

患者:

25才 女性

初診:

1979(昭和54)年11月10日

主訴:

前歯(さし歯)の再治療


  • 「昔 装着した前歯のさし歯が目立つので再治療してほしい」との主訴で来院。
    (1979/11/23)

  • X-ray所見にて根尖病巣を認める。再治療には古いさし歯の安全な撤去と再根管治療が必要。
    (1979/11/10)

  • 古いさし歯と根管内ポストを安全に撤去し、垂直加圧根管充填法(Opian carrier method)にてfirst pointを充填。
    (1979/11/30)

  • 根管充填後19日目の所見。根尖部のPadは根尖組織内を遊走。臨床的症状はない。
    (1979/12/18)

  • 治療(再補綴)後1年6ヶ月後の口腔内所見。左上1番が新しいメタルボンド冠。
    (1981/5/13)

  • 再治療後11年が経過した。初診時の根尖病巣は完全に治癒している。
    (1989/3/3)

  • 初診時より20年4ヶ月が経過した。この間、臨床症状は全くなく熱心に検診に通っていただいている。
    (2000/10/28)

  • 再治療後37年2ヶ月が経過した。この症例のように根尖部が再石灰化により完全に閉鎖されれば、根尖病巣の再発はみられない。
    (2015/12/12)

  • 再治療後37年10ヶ月後の口腔内所見。この間、歯肉の退縮は認めず。審美的にも機能的にも充分満足をいただいている。
    (2016/8/1)

治療方針

前歯の再治療を希望して来院されましたが、長い根管内ポストを有する継続歯(さし歯)であり、このポストを安全に撤去し、かつ根尖病巣の治療を確実に行うには、特に慎重な対応が求められる。

症例のポイント

25歳で来院された患者さんが63歳になられた。この間38年にわたり、左上1番歯は歯肉退縮もなく、審美的・機能的に満足が得られている。
この症例では比較的早期に根尖部病変が消失し新生骨によって満たされている。垂直加圧根管充填法を応用した長期経過症例として提示した。

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